衝撃のドーピングドキュメンタリー映画「イカロス」

ロードバイクのおすすめ映画か?って聞かれると、う~ん、前半はそう言っても差支えないかなぁってレベルの作品なんですが、自転車競技も含め、全てのスポーツ選手に関係のあるドーピングというテーマということで今回紹介したいと思います。ちなみにジャンルとしてはドキュメンタリー映画です。

あらすじですが、映画監督であるブライアン・フォーゲルは、アマチュアの大会でそこそこの成績を残せるようなレベルの自転車選手でもありました。あるとき監督は自転車競技において、ドーピング検査機関は本当に機能しているのかというテーマでドキュメンタリー映画を撮ることを決め、自分自身がドーピングした状態でアマチュア最高峰のレースであるオートルートに出場できるのかを試そうと考えます。

ドーピングに関するアドバイザーとして、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)のオリンピック分析研究所の創始者であるドン・カトリンから、ロシア反ドーピング機関所長のグリゴリー・ロドチェンコフを紹介してもらい、徹底したドーピングスケジュール管理と、検査時に利用する尿サンプルを使ったシステムを開始していきます。

映画の前半では冒頭でも書いたように、ドーピング検査の無意味さを証明するために監督自らがドーピングをおこない、レースに向けて準備をする様子が写されています。

ドーピングがテーマの映画といえば、だいたいが栄光から破滅へ進んでいくような展開のもので、決して楽しい雰囲気になるようなものではないものが多いんですが、この映画では監督にそもそも悪いことをしているという意識がありませんし、アドバイザーであるロシア人のおっさんはアメリカ人顔負けの陽キャラでジョーダン飛ばしながら、ドーピングの指示を軽快に出してくるわで、暗くなるどころかむしろ楽しい雰囲気で話が進んでいきます。

が、後半になると流れが急変します。

なんとこの実験が終わった直後にロシアで国ぐるみのドーピング疑惑が浮上します。もう、私たちの記憶にもめちゃめちゃ新しいですし、すげーニュースでもやっていた問題にまさかケツに注射して血が出たって騒いでた監督が巻き込まれるなんて誰が想像したでしょうか!?マジでびっくり展開です!

あまりの展開の急ハンドルに戸惑いまくる私ですが、さらに陽気なロシア人のおっさんはロシアの反ドーピング機関のトップなわけで、今回の問題を受けてすぐさま辞任に追い込まれます。さらには暗殺される可能性もあってアメリカに単身逃げてくることに。

前半あんなに陽気なキャラだったのがウソのようにナーバスに・・・暗殺まではさすがにないやろって思ってたんですが、ほんまにやるのがロシアの怖いところ。実際に同僚が不審な死に方をしたりしていき、マジで国から狙われる恐怖に関係ないはずのこちらまで恐怖を感じてきます。ほんまおそロシアです!

前半と後半でかなり違う展開になる特殊なドキュメンタリーで、後半とかもうロードバイクの「ろ」の字すら出てきませんが、ニュースで、ロシアドーピング問題について聞いたときにはそこまで深く考えていなかった、ロシアという国の恐ろしさを本当に知ることができるという点でもおすすめのドキュメンタリー映画です。

現在はネットフリックス限定で配信されているようなので、興味のある方はネットフリックスで見てみてください。

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