私の知る限りそれなりにいいロードバイクを持っている人は、定期的にメンテナンスもしっかりとやっているイメージなんですが、メンテナンスのやり方がわからないのか、ただ単にズボラな性格だからなのか、見るからにかわいそうな状態になったロードバイクに乗っている人をたまに見かけます。
これは自転車に限ったことではないのですが、どんなものでも定期的にメンテナンスを行ってあげると、故障なども少なくなりますし安全に使い続けることができるのでメリットしかありません。特にロードバイクは一般的シティサイクルよりもメンテナンスがやりやすい作りになっているので初心者であっても専門的な知識などなく作業を行うことができるはずです。
初心者が最低限やっておくべきメンテナンスポイント
- 全体の緩み(ネジの緩みなど)をチェックする
- タイヤの空気圧をチェックする
- ブレーキをチェックする
これらの内容のチェックは全て行っても10分もかからない作業です。自転車に乗る前にチェックしておくといいと思います。
全体の緩み(ネジの緩みなど)をチェックする
ネジなどの緩みは定期的にしっかりとチェックしておいたほうがいいですが、とりあえず自転車に乗る直前にでも時間をかけずにこのチェックをおこなう簡単な方法があります。
まず自転車のハンドルを持ちます。そのままフロントタイヤが10cmくらい浮くように持ち上げます。で、そのままハンドルから手を放します。するとフロントタイヤが地面とぶつかって少しバウンドすると思います。その時にネジなどが緩んでいると明らかにどっか緩んでるな、って異音がします。
このチェックではタイヤの空気の量でも音が変わってきますので結構全体的に問題がないかをチェックすることができるのでおすすめで簡単な方法です。
タイヤの空気圧をチェックする
ロードバイクのタイヤの空気は入れた瞬間からほんの少しずつですが確実に漏れていきます。3日も経てば5~10%以上は漏れてしまいますし、1週間もすれば、15~20%近くも漏れ出してしまいます。なので私のような週末しか乗らないような人は、乗る前に必ず空気を入れ直す必要があるんです。
ロードバイクのタイヤの空気は非常に重要で、空気圧の違いでタイヤの転がり抵抗や振動吸収力やグリップ力もかなり変化します。空気圧が適切でないロードバイクではどれだけ高いパーツを付けていても自転車本来の性能を発揮することはできません。
ロードバイクのタイヤの空気圧についてはタイヤにどれくらいの空気圧にすればいいかの表記があるのでそれを見ながら入れるといいと思います。このタイヤだと、「MIN.7BAR/102PSI-MAX.9BAR/131PSI」って書いているので、
【MIN=最低空気圧】7BAR
【MAX=最高空気圧】9BAR
てことになります。この時に最低が7で最高が9ってなってるから中間の8にしとこう!って感じに私も最初思ってたんですが、実は自分の体重なども考えて前後のタイヤで空気圧を変えるのがベストな空気の入れ方になるんですよね。
体重 | 前タイヤbar(psi) | 後タイヤbar(psi) |
~57kg | 7.45(108) | 7.72(112) |
57~68kg | 7.86(114) | 8.13(118) |
68~79.5kg | 8.34(121) | 8.68() |
79.5~91kg | 9(130) | 9.31(126) |
91kg~ | 9.72(140) | 10(135) |
理想はこんな感じです。細かっ!って感じですね。
まあ、だいたいこんな感じって思ってたらいいと思います。こんなに細かく調整できる空気入れ持ってないしね。
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ブレーキをチェックする
最後は簡単ですが絶対にやっておいたほうがいいブレーキのチェックです。走行中にもしもブレーキがきかなかったら大事故になる可能性が高いですからね。しっかりときいているかを乗る前に確認しておきましょう。
ブレーキシューはいつの間にかけっこうすり減っていたりするので、たまに確認してみて溝がなくなってきていたらすぐに交換しておくといいです。