ロードバイクでレースに出たり、200kmとか300kmとかアホみたいな距離をロングライドしたりしているサイクリストってどれくらいいるんでしょうか。いくらロードバイクが流行っているといっても、そんなガチ勢は本当に一握りのサイクリストだけなんではないかと思っています。
おそらく多くのサイクリスト、特にここ数年の流行に乗ってロードバイクを始めた初心者サイクリストは、せいぜい50kmくらいまでの距離を自転車でぶらっと自転車で散歩するのがメインになっているのではないかと思います。
今回紹介する「ぶらりポタりずむ」はそんな自転車散歩、ポタリングをテーマにしたかなりゆるめのマンガです。
まずこのマンガでは自転車自体の知識的なことにはあまり触れていません。自転車でポタリングすることがどれくらい気持ちよくて楽しいことなのかを、そういった乗り手の気分や気持ちにスポットが当てているマンガなんです。
なのでアホみたいな距離を巡航30km/hとかでロングライドしたり、仲間と一緒にレースに出場して心理戦を繰り広げたり、背中から翼が生えるようなライバルが登場したりはしません。終始ダラダラと自転車で散歩して美味しいものを食べたり、景色を楽しんで帰ったりします。
ろんぐらいだぁすと同様に可愛らしい自転車女子しか出てきませんが、レーパン履いたガチな感じではなくて、みんなカジュアルなサイクルウェアを着ているのでまだなんか許せます。いや何に対する許しかはわかりませんが(笑)
全体的に盛り上がりには欠ける内容なんですが、なんとなく楽しい気持ちになれるので自転車好きはぜひ読んでみてください。