なんか2017年にアニメ化するとかで本屋で平積みになっていました、どう見ても萌え系コミックにしか見えないこの漫画、『南鎌倉高校女子自転車部』を読んでみました。
テーマが鎌倉と少女と自転車っていう需要は本当にあるのか?って思う組み合わせなんですが、もともと鎌倉を舞台にしたイメージイラスト集だったものがコミック化することになったようなので、間違いなく需要はあったんでしょうね。
ストーリーは簡単に言ってしまうと、美少女たちが自転車に乗りながら鎌倉の観光名所を案内してくれるって感じのかなりゆるい漫画です。登場人物が女の子ばっかりだったりするところが『ろんぐらいだぁす』と似てるんですが、『ろんぐらいだぁす』みたいに頭のおかしい距離を走るような美少女は出てこず、こちらは全巻通してゆるゆるの空気が流れています。
自転車漫画には必ず登場する自転車うんちくもかなりライトで、イラストも入ってめちゃめちゃわかりやすく説明してくれているので、なんとなく自転車に興味を持ってこの漫画を読んでいる人はだんだん自転車が欲しくなってきちゃうかもしれないですね。
ところで、この漫画の表紙とかすごい気合入っている感じがしてたんですが、この漫画の作者はもともとイラストレーターなのだそうです。そのせいかどうかはわからないんですが、コマ割とか吹き出しの配置とかがすごい見にくいんです。人物と人物の間に吹き出しがあるけど誰がしゃべってるのわかりにくかったりする箇所もけっこう多かったように思います。
今まで読んだ自転車漫画の中でもかなりゆるい自転車漫画でしたが、難しく考えなくてもスラスラと読めてしまう漫画なんで、ちょっと軽めの自転車漫画を読みたいって人にはおすすめですね。私は直前まで読んでた漫画がキングダムだったんで、この雰囲気とキャラクターたちになれるまでがしんどかったですが(笑)
この漫画の舞台になっている鎌倉という町はよくドラマとかにも出てくるんですが、海が近くて駅とかもすごい雰囲気があってとても魅力的なところですよね。私は関西に住んでいるんですが、いつか私も鎌倉を自転車で走ってみたいですね!