『東京自転車少女。』というこのタイトルを見た多くの人は、この漫画は女の子が東京の観光スポットとかを紹介するような内容の漫画に違いない!と思ったのではないかと思います。
結論から言うと、だいたいあってますw
主人公の島野いるかは離島から上京してきた女子高生。上京してきたその日に偶然(かなり強引な展開で)出会った同じく女子高生でロードバイクに乗る美少女の加藤さんに一方的に懐いて、同じ学校でルームメイトという縁もあって、なんやかんやで自転車部の先輩方とも仲良くなっていき、自転車で行動を共にするようになるという感じのお話です。
この手の自転車初心者系漫画の場合、自転車に関するウンチクを絡めながら、初心者だった主人公がだんだんと自転車にハマっていき、ロードバイクでレースに出たりロングライド旅行したりする展開がまっているんですが、この作品は少し毛色が違います。
自転車については基本的なウンチクは出てはくるんですが、どちらかと言うと自転車関連の話よりも東京のローカルスポットの紹介のほうがメインになっています。
私は生まれてからずっと大阪近辺に住んでいるので、東京のローカルスポットのウンチクを聞かされても「へぇ~」しか出てこないんですが、たぶん東京近郊に住んでいる人だと今まで何とも思っていなかった場所のウンチクを知れるので面白いんではないでしょうか。
ただ、東京でも本当に狭い範囲(練馬だけ?)しか移動していないので、ピンポイントでそこに住んでいる人以外は「へぇ~」しか出てこないのかもしれないですね。
ところで、たま~に街中でホイールにアニメのイラストが入っているホイールカバーを付けている痛チャリと呼ばれるロードバイクを見かけることがあるんですが、作中にその痛チャリを作る場面が登場します。まったく興味がないジャンルですし自分では絶対やらないと思いますが、どうやって作ってるんねんこんな自転車!って思ってたので謎が解けてなんか変にスッキリしました(笑)