ゴールデンウィーク2日目の早朝。ついにやってきました!関西の水瓶、琵琶湖!
いつかやってみたいと思っていたビワイチですが、今回やっとこさその願いを叶えることができました。おっさんになるとスケジュール調整するのも一苦労します・・・
さて、今回のコースは琵琶湖の琵琶湖大橋から北側の部分(北湖)の湖岸沿いを反時計回りに一周するルートです。ビワイチとしては下部分を入れるか入れないかちょっと迷いましたが、下を入れると時間的に難しいと判断して北湖一周ルートにしました。
琵琶湖までは一緒に走ることになったM氏の車で行ったので、スタート地点は琵琶湖大橋の西側にある駅の道、『道の駅びわ湖大橋米プラザ』にしました。どうやらここをスタート地点にしている人はけっこう多いみたいで、7時の時点で他のサイクリストたちも私たちと同様に出発の準備をしていました。
目次
湖東エリア
琵琶湖を反時計回りに走り始めてすぐに、間違えて入ってしまった小道の先でひっそりと建っていた記念碑。なんとこれ、今月(2017年4月)出来たばかりの記念碑でした。来る前にニュースで見てたやつです!まさかこんな微妙な場所に建っているとは。出来たばかりの記念碑なのに私たちの他には誰もいねーっす(笑)
ビワイチは基本的に琵琶湖沿いを走るので、反時計回りに進んでいると左手側には常に琵琶湖が見えています。なんか海沿いを走っている感覚になるのですが、もちろん湖の水は淡水なので潮の香りは漂ってはきません。
ビワイチには滋賀県もかなり力を入れているようで、ほとんどのところで自転車道が整備されていました。歩道兼自転車道ってところも多くありましたが、歩いている人があまりいないのでほとんど自転車専用道路みたいなものです。それでも車道のほうが路面の状態がやっぱりいいのでほとんどのサイクリストは車道のほうを走っていましたが・・・
思ってたよりも人も自転車も車も少ない琵琶湖周りですが、やっぱりいるところにはいるわけで、そのひとつが彦根城です。
彦根城にはスタートから40kmくらい進んだくらいで到着します。時間もアレなので外側からお城を撮影できればそれで満足だったんですが、いい感じに外側から本丸が見えないようになってまして、しかたなく城の中に入ることにしました。
観覧料は1000円・・・博物館も観るなら1500円に・・・・・・高っ!!
さすがに1000円は高いやろ!大阪城とか普通に城の目の前までタダでいけるぞ!オコ状態だった私ですが、さすがにここまで来て1000円ケチって城を観ずに帰るわけにはいかない!若干お城ビジネスにイライラしながらも中に入ることにしました。
進んでいくとなんか本丸の前あたりがざわついています。なんとちょうど滋賀の大スターの登場時間だったらしくものすごい人だかりが!
ひこにゃん登場!
ここからしばらくはひこにゃんの撮影会に。彦根城をバックに無言でポーズをとりまくるひこにゃん。そしてそれを無言で撮影しまくる観光客たち。な、なんやこれ・・・すごいビジネスやで・・・
ひこにゃんを堪能(?)し、さらに進んだ長浜駅付近でお昼と取ることに。が、どのお店も混んでいてなかなかお店が決まりません。しかたなく比較的空いていたカフェに入り、謎のオムラーメンなるものを頼むことに。オムラーメン、なかなかの見た目だったんですが、味はけっこう普通でした。なんやろ、見た目のインパクトに味が追いついてないというか・・・あ、ちなみにお店の名前は忘れました(笑)
湖北エリア
長浜を超えるとビワイチ唯一の峠越えがある湖北エリアになります。ここに来ての坂かぁ~・・・と軽い絶望感を感じながら進んでいたのですが、ふたを開けると坂なんてほとんでありませんでした。
代わりにあったのが3ヵ所のトンネル。内2ヵ所のトンネルは距離的にもそこまで長くないので車に気を付けながら進んでいけたんですが、1ヵ所ちょっと長めのでかつ車道が狭いので歩道側を通らないといけないというトンネルは正直けっこう怖かったです。200ルーメンのライトなんてまったく意味のない、永遠に続くかと思われるような暗闇の中、すご横を高速走行の車やトラックが走り抜けていく。初めて暗所恐怖症とか閉所恐怖症みたいな人の気持ちがわかりました。ま、それでも坂登るより全然マシですけどね。
湖西エリア
峠を越えると湖西エリアに突入です。前情報で湖西エリアは走りにくいところが多いと聞いていたんですが、あまりそんなこともなく湖東エリアと同様に信号も少なくすいすいと進んでいきます。いや、すいません。”すいすい”は嘘です。このあたりになるとけっこう疲労が表面化してきており、頻繁に休憩を取るようになってました。
しかも普段から私より自転車に乗る時間の少ないM氏の疲労は顕著で、ちょっと加速すると簡単にちぎれてしまうヘボっぷりでした。
ていうか、なんでこいつはボトルまだ買ってないの?あんだけ前のライドのときに2本買えって言ってたのに。しかもまたボトルゲージに炭酸飲料ブッ刺してるしね。こんなのボトルゲージに差してるやつ今日一回も見てないっつーの、恥ずかしいわ!
さらにショルダーバッグという有りえないカバンを背負い疲労困憊のM氏。だいぶ使い物にならないので、長浜あたりからもうずっと私が先頭で引っ張ることに・・・
永遠に続くのかと思うほどに長い道。道。道。信号がないのだけが救いです。このあたりから他のすれ違う他のサイクリストたちの顔にも疲労と焦りが見え始めます。
それもそのはず、本日の日の入りは18時42分。現在の時刻は17時。目の前には街灯がまったくない長い道。湖北のトンネルで、真っ暗だと200ルーメンのフロントライトなんてほとんど意味ないってことを思い知った私の顔にも焦りがでてきます。やばいよやばいよ。
若干道幅の狭い国道161号線を必死になりながら走っていると左手側に唐突に現れた鳥居。ここは近江最古の社として知られる『白髭神社』です。
パワースポットとしても有名で、参拝者の絶えない白髭神社。私たちには時間があまり残されていませんでしたが、同時に体力もあまり残されていなかったので、ここでいったん休憩することに。
湖側の道路沿いにある鳥居に続くようにある石段に腰かけていると、横には20代半ばくらいの若い男女の姿が。
「すごい神秘的な風景だね、どうやってあんな場所に鳥居建てたのかな?」
「どうやって建てたんだろうね、あ!夜になると鳥居がライトアップされるみたいだよ?」
みたいな会話をしながらイチャコラしておりました。そのすぐ横で私たちが、
「あかん、見てくれ俺のふくらはぎ!カッチカチやぞ!ゾックゾクするやろ!!」
「あかん、咳止まらん。咳したら痰でる。もうすぐ血も出そう」
みたいな会話をしてたんですが、気にせずイチャコラしてる様子を見ると、どうやら彼らには私たちが映っていなかったのかもしれません・・・パワースポットだし。
その後はほぼ無言でひたすらペダルを回し続け、ゆっくりとしかし確実に進んでいき、なんとかスタート地点である琵琶湖大橋に戻ってきました!時刻は18時15分。超ギリギリ!危なかった!
まとめ
なんとかギリギリ1周できました!正直かなりしんどかったんですが、それと同時にめっちゃ楽しかったです!まずこんなに信号とかない場所をずっと走り続けることができるってそうそうないですからね!坂がほとんどないのもよかった!
湖西は走りにくい道が多いって聞いてましたが、う~ん、あんまり感じなかったかな。大阪と比較してるからかもしれませんが。まあ、たしかに交通量は断然湖東側より多かったですけどね。そこをコントロールするのは難しいでしょうしね。こんなもんじゃね?ってのが感想です。
さて、ビワイチ行ってみたいけど初心者だし大丈夫かなと思っているサイクリストも多いかもしれませんが、結論から言うと大丈夫です!なんてったてショルダーバッグ担いでよく見たらサイクルジャージじゃなくて普通のジャージ着たアラフォーおっさんがヘロヘロにはなってましたがちゃんと帰ってこれてるわけですし、準備さえしっかりしいれば問題なく1周できるはずです!ぜひ準備はしっかりとしてビワイチを楽しんでみてください!
距離:約161km
所要時間: 10:33:48(休憩・観光時間含む)