今度はビワイチ!『びわっこ自転車旅行記 琵琶湖一周編 ラオス編』

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こないだ読んだ『びわっこ自転車旅行記』が面白かったので、その日のうちにキンドルでポチッてしまった続編です!本のタイトルは同じなんですが1巻とか2巻みたいな続き方じゃあなくて、「○○編」って分け方だったのでブログの記事も分けてみました。

前作同様に滋賀県出身の3姉妹が運動不足解消のためにロングライドに出かけるってお話なんですが、今回のコースは3姉妹の地元である滋賀にある琵琶湖一周、通称ビワイチです!

ビワイチと言えば、関西に住む全てのサイクリストたちが一度は行ってみたいと考えているアワイチ(淡路島一周)に並ぶロングライドの定番コースとして有名です。琵琶湖はみんな知ってのとおり、日本最大の面積と貯水量を持つ湖で、1周は約200kmとなっています。がんばれば日帰りできる距離ではありますが、出発地点などのことも考慮すると1泊する前提でいく人のほうが多いかもしれないですね。

そんなビワイチになんと今回は3姉妹に加えて末っ子の四女ミチコも参戦します!ママチャリで(笑)

ママチャリって!ママチャリで200kmはしんどい!行く前からわかる!いやいや、さすがに家にお古のロードバイクとかあって乗り換えるのかな?とか思ってたんですが、なんとそのまま4人は出発します(笑)

結局途中でジャンケンに負けた次女がママチャリに乗ることになります。それにしても、ママチャリからロードバイクに乗り換えたときのミチコのセリフがわかりやすすぎてツボです(笑)

今回のビワイチ編は、ビワイチをする中で目につくちょっとした滋賀名物や、名所、名物などにも触れているので、ビワイチをしたことがある人はもちろん、行ってみたいと考えている人も楽しめる内容でしたね。これ読むとマジでビワイチ行きたくなります!今年こそは行けるようにがんばろ。

さて、今作は二部構成になっているんですが、もうひとつのお話はなんと『ラオス編』です!まさかの海外でのロングライドです!これは予想外すぎましたね。ラオスって・・・まず地図で場所させねーよ。

しかも今回はロードバイクを持ってこれなかったため、現地で購入したママチャリで出発します!ビエンチャンからパクセーまでってことなんですが、調べたら600kmくらいあります。これは前作の東京滋賀間よりも長い距離です。600kmって東京から広島くらいの距離みたいですね。こいつらマジで行動力ありすぎ。

ラオス編も現地でのあるあるや、名所名物などを紹介してくれるんですが、それらも日本と違い過ぎて読んでるだけでも戸惑いを覚えますよね。食べ物は手づかみだし、水は市販しているもの以外は飲めないし、宿のトイレとかはゴキブリだらけ。極めつけは”野犬”がでます。

野犬は狂犬病とかの恐れもあるためむちゃくちゃ危険です。狂犬病は発症すると致死率がほぼ100%ですから、まさに即死技ですよね(笑)ロングライド中にそんなモンスターの心配までしないといけないとかマジでありえません。マジでなんでラオスきたんや・・・

しかし、キツイことばかりでもありません。海外のまったく知らない土地を自転車で旅行するって自分では考えたこともなかったですが、きっと楽しいこともすごく多いでしょうからね。仮に私が二十歳のころに戻れるとしたらもしかしたら行ってみるかもしれません。・・・いや、ウソです。たぶん行きません。

前作同様にアニメやゲームのネタが織り交ぜられているので、ネタ元がわかればさらに楽しめること請け合いです。もともとびわっこ旅行記は同人誌みたいなんですが、次回作がでることがあったらまたぜひ読んでみたいですね。

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