最近、自転車に関する本とか映画とかよく見てるわけなんですが、その中でちょくちょく登場するメッセンジャーという仕事。ピストやロードバイクで車の間を縫うように走り抜けながら書類を運んでいるシーンを見ると、もうちょっと若かったらやってみたかったな~と考えたりするわけなんですが、そもそもメッセンジャーってどんなことしてどれくらい給料もらえるのかってことに興味が沸いてきたのでちょっと調べてみることにしました。
メッセンジャーってどんな仕事?
メッセンジャーは当日中(数時間以内)に急ぎで届けたい書類などを届ける自転車便のことです。配送料はバイク便よりも低価格ですが、距離的には5km以内くらいになるようです。
1日に走る距離は80km~120kmくらいで、仕事の時間としては8時間くらいのようですね。私のようなへなへなチャリダーの感覚で言えば、1日中ロングライドしてる感じなのかなって気がしていたんですが、実際には5km以内くらいの距離を何度もダッシュする感じみたいですね。それと荷物の受け渡しなどもあるので自転車に乗っていない時間もけっこうあるようです。もちろん一般的な接客対応はできないといけません。
ちなみに雨だろうが雪だろうが走るようです。事故率ハンパなさそうですが、だんだん慣れてくるみたいですね。そら1日中自転車乗ってたらそういったスキルも上がっていくんでしょうね。
メッセンジャーの給料ってどれくらい?
メッセンジャーの給料についてはほとんどの会社が歩合制になっているようです。歩合率は請け負った仕事の料金の40~60%って感じのようですが、これも会社によってけっこう違うみたいですね。
歩合なので当然仕事量や出勤日数で月の給料は変わってくるようですが、平均して月20万弱で繁忙期で30万前後いくこともあるって感じのようですね。
ちなみに自転車は自分のものを使用することになるので、自転車やそののメンテナンスにかかるお金を考えると給料はもっと安くなるかもしれません。1日100km走るってことはタイヤだけでも頻繁に交換する必要がありそうですもんね。あと、自分の補給も必要でしょうから食費もけっこうかかってきそうですね。
ちなみに1件あたりの料金なんですが特急便で1000~1600円くらいみたいなので、1件配達して400~900円ってことになるんでしょうか。月に20万稼ぐだけでもけっこうハードル高い気がしますね・・・それなりに稼いでる人はかなり効率よく仕事を捌いているんでしょうね。
メッセンジャーやるならこんなところに注意が必要かも
もうこの時点で、10歳若くてもメッセンジャーって仕事は選ばないだろうな~って気持ちになってしまってますが、他にもメッセンジャーを仕事にしたいのであれば注意しておかなければならないことがたくさんあります。
- 事故っても自転車の修理費用なんかはでない。
- 配送作業後に事務処理をする必要がある。
- 繁忙期と閑散期でかなり給料が違う。
- 仕事で使う備品(雨具とか)は自分で用意するものが多い。
- 仕事中のメカトラブルも自分で対応しないければならない。
- 天気に関係なく走らなければならない。
他にもありそうですが、このあたりのことはどこも同じようですね。保険には一応入れられるみたいですが、そもそも自転車保険とかでは自転車の補償はしてもらえないので事故って自転車が壊れたりしたら次の日から仕事にならなくなりますね。
自転車ブームってこともあって若者を中心に人気が高いメッセンジャーという仕事ですが、本当に自転車が好きな人じゃないとかなりきついかもしれません。体力的な問題もあるでしょうし、20代のときに数年やってみるのはいいかもしれませんが、一生の仕事にできるかというとちょっと難しい業種なのかもしれませんね。ただ、自転車のスキルは絶対上がるでしょうし、けっこう体つきもいい感じになる(太るわけがない)とは思うのでメリットもやっぱりあるんでしょうね。
コメント