軽い・コンパクト・丈夫なサイクルロック『OTTOLOCK(オットロック)』

ウェア・用品

クロスバイクやロードバイクのロックは基本的に頑丈で壊されにくいものを選んでいますが、頑丈なものほど重たくてかさ張るデザインのものが多いように思います。それはもう盗難されないために仕方ないものだと受け入れていましたが、先日サイクルショップでそんなサイクルロックの宿命を覆す最高のロックが販売されていたのでどのようなものかを紹介してみたいと思います。

目次

軽量性・コンパクトさ・丈夫さ(堅牢性)この3つを満たした、新感覚のロック

というのが売り文句で発売されたサイクルロック、OTTOLOCK(オットロック)です。

鍵を差し込むタイプではなくダイヤルロックタイプとなっており、「サントプレーンゴム」という耐熱性にすぐれた素材を使用したバンド内にはステンレススチールバンドを複数階層に重ねているという構造になっています。

重さはバンドの長さによって異なりますが、145~260gと僕が普段乗りしているクロスバイクで使っているゴジラロックの1450gと比べると、実に10分の1の重さとなります!

さらに圧倒的にコンパクトにまとめれるのでサイクルジャージのポケットにもすっぽりと入れておくことができます。

様々な使い方が可能

オットロックは、サイクルロックとしての使い方以外にも様々なものに使用することができます。少し今いる場所を離れないといけないけど一緒に持っていけないものなどがある場合にはオットロックでサッとロックすることができるのはたしかに便利かもしれませんね。

どれくらいの堅牢性があるの?

ぶっちゃけロックの価値なんてものは、どれくらいの強度があってどれくらい自転車を盗難から守ってくれるのかってことにつきます。ロードバイクのような高級自転車を狙っているバカは、どこに売ってんねんってレベルの工具を使ってロックを破壊してこようとしてくるわけですから、想定されるレベルの盗難対策には対応しているのかってのはとても重要なポイントとなります。

金切りばさみに対する強度

金切りばさみはそのへんのホームセンターで数千円で購入できる工具ですが、ちょっとしたワイヤーロックくらいであれば金切りばさみであっさりと切断することが可能な盗人御用達アイテムです。

2014年にβ版を作成してからというもの何度かのアップデートを重ね、公式サイトでも堅牢性の高さについてはアピールしているんですが、実際に金切りばさみによる耐久テストを行っている一般ユーザーのレビュー動画があったので見てみたいと思います。

4分20秒くらいからこのテストを行っていますが・・・

いや、切れるんかい!!(笑)

って思わず声がでるくらいに簡単に切れていました。切断までにかかっている時間もほんの数秒くらいです。

ダイヤルロックの安全性について

ダイヤルロックは鍵がなくてもロックができるのでとっても便利なんですが、逆に言えば鍵がなくてもパスワードの数字さえ合ってしまえば誰でも簡単にロックを解除することができてしまうというリスクもあります。

そんなダイヤルロックの安全性を高めるために重要なのはパスワードの桁数です。桁数が3個であれば組み合わせは1,000通り、4桁だと10,000通りとなります。私が普段使っているゴジラロックのダイヤルの桁数は4桁ですのでパスワードの組み合わせ数としては10,000通りあることになり、これを仮に総当たりですべて試していこうと思うとおそらく3時間くらいはかかるのではないかと思われます。

で、このオットロックのダイヤルの桁数はと言いますと、なんとたったの3桁です!1000通りの組み合わせは20分もあれば解除できてしまうレベルのセキュリティー度ですので、少なくともこのロックで数時間自転車から離れるというのはリスクはあると言わざるえないですね。

どんなシーンなら使える?

とまあ、最初の期待を見事に裏切ってくれたオットロックのセキュリティーレベルですが、軽量で持ち運びしやすいコンパクトさであるなどの利点も多いことに変わりはありませんし、使い方によっては非常に便利なロックとして活躍するのではないかと思っています。

普段乗り用のロードバイクでの使用には不安がありますが、例えばロングライドなどの長距離走行でゴジラロックのようなクソ重たいロックをたすき掛けして走りたくはありませんし、こういったコンパクトで軽量なサイクルロックはやはり重宝するのではないでしょうか。

私もなんやかんやでロングライド用に1つ購入を検討していますので、みなさんもぜひ用途を考えた上で使ってみてはいかがでしょうか。

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