最近は自転車ブームということもあってか、自転車をテーマとしたマンガは探してみると意外と多いんですが、今回ご紹介する「ろんぐらいだぁす!」はそんな数ある自転車マンガの中でもちょっと異質な存在です。
お話自体は18歳の女子大生である主人公が、自転車に興味を持ったことをきっかけにいろいろな人たちと出会っていき、本格的にロードバイクの世界にハマっていくという自転車マンガでありそうな王道的展開なんですが、登場人物たちがちょっとアレです。”オタク”的です。
いや、なにをもって”オタク”的と定義するのかは自分でもわからないんですが、画がね、画がもうオタク的ですよね、見た感じの!だいたい、主人公のスポーツ全般苦手で泣き虫でドジっ娘という設定もキツイんですが、その他に登場するキャラクターが、ロリ、巨乳、おっとり、という現実世界に存在しているかどうかかなり怪しいタイプの美少女たちっていうのが個人的にかなり違和感でした。
と、おすすめコミックを紹介する記事でめっちゃめちゃディスってしまいましたが、個性的な美少女たちさえ気にならなければ(あるいは好きであれば)、かなり初心者あるある満載の自転車マンガで共感できるところも多いです。
まず、自転車マンガによくある展開なんですが、偶然自転車にめっちゃ詳しい人と出会って、使ってないロードバイクを貰ったり半永久的に借りたりするようなミラクルはおきません。主人公は自分から自転車に興味を持ち、よくわからないままに見た目で自転車を選び、ケツが痛いとか峠で足がつるとか、初心者が経験するような問題にしっかりぶち当たり、だいたいそのたびに泣く泣くレーパン買ったり、補給の大切さを知ったりしながら自転車のことを学んでいきます。本格的なロードバイク(セール品で10万弱くらいのもの)を購入するのも2巻の途中からですが、それまでは1万円台くらいの折りたたみ自転車に乗っています。
がっつり勝負するようなレースに出たりはせずに、長距離ツーリングなどのロングライドを中心に描かれていて、登場人物も含めてかなりゆるめの自転車マンガですが、他の自転車マンガにはない魅力もたくさんあるので、この画さえ受け入れられれば楽しく読めるはずです。
ちなみに2016年の秋にアニメ化が決定しているそうなので、コミックではなくアニメでチェックしてみるのもいいかもしれないですね。
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