自転車保険って何をしてくれる保険なの?

私の周りにはロードバイクに乗ってる人間は数えるくらいしかいないんですが、シティサイクルを含めて自転車自体にはほとんどの人が乗っています。そしてそのうちの数人の友人は自転車で事故を起こしたことがあり、身体に非常に大きな傷を負ってしまっています。

それらの事故はどれも単独のものか、対人であっても相手側は軽傷ですんでいるものなのですが、もしも相手にも大きなケガを与えてしまっていたらその人たちの人生は大きく変わってしまっていたと思います。

「自転車保険」は一部地域では義務化されていますが、私個人の考えでは自転車に乗る全ての人は入っていて損はないものだと思います。ていうか、入ってない人はスポーツ自転車に乗らないほうがいいレベルだと思っています。

目次

自転車保険は何をしてくれるものなの?

自転車保険は簡単に言ってしまうと、自転車で自分がケガしたときと自転車に乗っていて相手をケガさせてしまったときに補償してくれる保険です。

自分がケガした場合の補償

自転車でこけたら痛いですよね。ヘタしたら通院とか入院とかしちゃうレベルで痛いですよね。もしもそんなことになっても通院や入院にかかるお金を補償してくれるのが自転車保険です。補償額は各社でけっこう幅がありますが、通院で1000~2000円くらい、入院で5000~12000円/日くらいの補償を受けることができます。

なんだそんなもんか、って思う人もいるかもしれませんが、かけている保険金額から考えるとかなりの額ですし、実際にこういった状況になったときには、仕事もできていない状態の可能性もあるので、これだけの補償が受けれるのはありがたい限りです。

相手をケガさせてしまった場合の補償

実は自分のケガの補償よりもこちらのほうが圧倒的に重要です。もしもあなたが自転車に乗っていて事故した相手が子どもやお年寄りだったら?そしてその相手が重度の障害を負ってしまったり亡くなってしまったりしたら?

当時小学校5年生の男の子と歩行者の女性との衝突事故で、
2013年7月に出た判決では、
少年の母親に約9500万円の賠償金支払いが命じられた。
被害を受けた67歳の女性は、今も意識が戻らない状態が続いている。

5年近く前に被害に遭った女性(67)は、事故の影響で今も寝たきりで意識が戻らない状態が続いているだけに、専門家は高額賠償を「妥当」と評価する。

当時このニュースは大きく取り上げられ自転車保険の必要性が認知されるきっかけとなりました。スポーツ自転車でなくてもこのような事故を起こす可能性はあるわけで、時速30km以上出すことができるロードバイクに乗っているサイクリストには同様以上のリスクがあることは間違いないように思います。

自転車保険で相手にケガをさせてしまった際の補償金額は各社違いはあるようですが、1億円以上からが相場になっているようです。

その他の補償について

自転車保険にはその他にも自転車を取りにきてくれるロードサービスをおこなってくれる会社もあるようです。ロングライド先で事故にあった場合などには便利なサービスかもしれないですね。あと事故した際に相手側と示談交渉の代行をおこなってくれるサービスなんかもあります。状況しだいではけっこうもめたりもしそうなので間に弁護士などが入ってくれると助かります。

それと自転車保険には、補償対象が保険加入者だけかその家族まで対象かを確認しておくことも重要です。これについては月額費用は多少高くなりますが、子どもや配偶者など家族がいるのであれば、対象にできるプランにしておいて損はないと思います。

 

 

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